死に直面した親友から学んだ、生きるための覚悟

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親友のAさんとは、かれこれ10年以上になる長いつきあいで、男女の友人ではあるが阿吽の呼吸と言われるぐらい、気持ちがつながっている仲でした。

彼女は長くガンを患っていて、ここ最近になって、とうとう家で寝起きすることができなくなり、入院してしまいました。

入院中彼女は、とても心細く過ごしていたようでした。

他の友人に会ったときは、僕に会いたいとこぼしていたようでした。

しかし、その時の僕の彼女とAさんは、ちょっとしたすれ違いをしてそのまま仲直りができていませんでした。

Aさんは女性なりの気遣いができるひとで、またプライドも高いところがありました。

自分からは、僕(や彼女)に連絡をとるということができないようでした。

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Aさんがなくなる5日前、Aさんからの突然の電話が僕に来ました。

開口一番、
「私、死ぬのかな?家族や先生はもうすこし頑張ればよくなるっていうけど、信じられないよ。」僕は、転移してから長いことなどからもう回復して退院できる確率は低いと、残酷ですが、告げました。

「Rさん(僕)なら正直に言ってくれると思ってた。」
「Rさんに会いたいよ!」Aさんは最後に、その言葉を何度も何度も繰り返し、言いました。

どんなにしっかりした人間であっても、また死に対する時間がたっぷりあって、それについて考えることができたとしても、人間というのは思い残したことが死の直前に、心に現れてくるようです。

Aさんのことを思い出すたび、毎日の生活でもし明日死ぬとしたら思い残しはないか、いつも考えてしまいます。

だからこそ、生活をシンプルにして、毎日を満足して暮らせるように心がけています。

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