自分のことしか考えられない大人になってたことを女子大生の行動で教えられた話

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私はそのころ職場まで電車とバスを乗り継いで通っていました。

バスを乗り継ぐ駅は大きな駅でたくさんのバスの起点の駅でした。起点でしたので、なにもなければ時刻どおりに出発するのが普通です。

なので、あまり深く考えずにいつも出社時刻にちょうど間に合うバスに乗っていました。

その日も、バスに乗ると前から2番目くらいの席に座って発車時刻を待っていました。そこへ最後に杖をついた老人が
「よっこらしょ」と言いながら乗ってきたのです。

このバスは料金が先払いなので200円を料金箱に入れるか、カードを機械に通さなければなりません。

老人はあまり自由のきかなさそうな手でポケットをさぐってお金を探していました。

なかなかお金は出てきません。
「あれ?まだかな」時間が1分2分と過ぎて行ったのです。

「もう発車の時刻なんだけど」
「まずいな、会社に遅れてしまう。もうこの老人なにしてんの」私は時計を見ながらイライラし始めました。

通路をはさんだ反対側に座っていた大学生らしき若い女性もそわそわしているのが視界に入りました。
「この子も学校の授業があるんだな」そしてやっと老人がお金を出せて、これでやっと発車できると思った瞬間です。

運転手さんがマイクで
「席をあけてください」と言うのと同時にさっきまでそわそわしてた女子大生がすっと立ち上がったのです。

老人はスムーズに席に腰かけることができて、バスは無事発車しました。

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「あっ、そうだったのか」私が時刻なっても発車しないことをイライラしていたとき、あの女子大生はバスの席がもう空いてないことを確認していたのです。

そして、老人がきたら席を譲るべきか考えて、キョロキョロと周囲を確認していたのです。

ガーンと頭を殴られた気分でした。

私は、それなりの年齢になって、いちお子供も産んで、会社勤めもして、大人になったつもりでいました。

でも、いつの間にか自分のことしか考えられない大人になってしまっていたんです。視点が主観的になっていたんですね。

それからは、出勤時刻は余裕をもって、バスも一本早めのバスに乗ることにしました。

時間に余裕を持つことで心に余裕もできて、もっと客観的に物事をみることができるんじゃないかな、と。

とても小さなことですが、毎日の生活でなるべく心がけるようになりました。

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