ないものねだりこそ贅沢な悩みかも知れません

学びの体験談

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最近では、メディアなどでも、妊活と言う言葉を良く聞くようになりました。

この妊活ですが、妊娠するために行う活動を指し、不妊治療などもこれに属します。

芸能人でも、妊娠しない場合には、不妊治療を行っていると公言する人も出てきました。

実は私も、結婚してから数年、ずっと妊娠しなかったため、不妊治療を行っていました。

卵子と精子を受精させ、子宮に戻す体外受精などもしたことがあります。

結婚生活6年間の中で、不妊治療に4年費やしました。

最初は子宮の検査などから始め、最後は体外受精も行いました。

その間、ずっと子供のいる人を妬んでは、どうしてあの人には子供がいるのに、私にはいないのだろう、私のほうが良い親になれるなどといろいろと僻んだ考えをしていました。

また、クリスマスやお正月などのイベントが近くなると、今年も夫婦2人だけで過ごすのかと悲しくなったこともあります。

しかし、人生とは分からないもので、体外受精の移植の四回目にして、受精卵が着床して、去年の夏に双子の母親になりました。

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けれど、育児は想像していたものよりもずっと大変で、子供がいて羨ましいと言っていた自分が恥ずかしくなりました。

新生児の頃はずっと泣いて、世話に追われっぱなしですし、親も寝る時間すらありません。

それに、育児にはお金が沢山掛り、家計を圧迫します。

子供がいる人全てに対して、頭を下げて謝りたくなりました。

子供がいなかった頃には、夫婦2人で美味しいものを食べに行っても、子供がいないとつまらない、夫婦2人では寂しいなどと感じていましたが、今となっては、たまには外食をしたい、子供の世話を休みたいと思うことも多々あります。

考えてみれば、私はずっと無いものねだりをしていたため、本当の意味の幸せに気がつきませんでした。

夫婦2人でも、人生を楽しんでいる人は沢山いますし、子供が出来ても、楽しいことばかりではなく、むしろ大変なこともあります。

子供が出来たことで、このような自分の考えを改めて反省しました。

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