最近、毒親という言葉が流行っていますが、私の母親も、その毒親でした。
私の幼い頃は、母が父と喧嘩をし、大声で怒鳴る叫ぶ、皿が割れる、包丁が足下に突き刺さる、そんな家庭環境でした。
私は小さな弟を連れてよく二階の部屋へ避難しました。
そして弟を抱っこしながら、喧嘩が収まるのをひたすら待ったものです。
私はなぜ喧嘩が起こるのだろうと考えました。
そして、それは母が日常生活に不満を持っているせいだと気づいたのです。
父の大酒飲みや、兄の生活態度などがストレスになっていたのです。
それから私は母親のご機嫌を取る様になりました。
毎日母を笑わせる為に、おかしな物まねをしたり、少ない小遣いから母の好きなものを買って来たり、掃除や洗濯、調理も積極的に行いました。
注意を自分に引きつける事で、母が不満に思っている事から目を逸らせることにしたのです。
結果、今では母は父と喧嘩をする事が無くなりました。
そこで私は、自分が変わる事で他人を変える事が出来るのだと気づいたのです。
それから、一番大事なのは、悲しいと嘆く事ではなくて、それではどうすれば良いのか考え、何でも実行してみるという事。
日常の小さな事の中にも、応用できます。
たとえば、私は、気に食わない上司や同僚が居たら、明るく挨拶をする事から始めます。
怒られても、メモを取るなどの姿勢をみせ、努力する姿をきちんと見てもらうのです。
自分が変われば、いつか他人も変わります。
気に入らなかった上司も、これで仲良くなれましたし、更に上の仕事も任される様になりました。
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