世の中はうまくできているなあと思ったことがあります。
それは久々に集まった高校のクラスメイトの同窓会に参加したときでした。
久々に会う顔ばかりだったのですが、その中で最も輝いていた美人が、昔はすごく地味で一時期苛められていた人だったのにびっくりしました。
そしてクラスで一番美人と騒がれていた子は見る影もないくらいに老けて太っていました。
二人とも始めて会った時は誰かと思いました。
二人は本当に真逆タイプで、地味だった子はメガネで大人しいグループに所属していました。
私も挨拶くらいはしていましたが、あまりしっかりと覚えていません。
そして華やかだった子はクラスのマドンナ的存在でいつもみんなの中心にいました。
そんな二人が数十年経った今、全く逆の立場になっていることは本当に意外でした。
その帰り道に友人が二人を思い出してこんな話をしたのです。
「人生っていうのは平等にできていて、例えば宝くじを当てた人は高い確率でその後不幸になるし、不幸があった人はそれをばねにして成功することもよくある。一人一人の人生ってバランスを取ってるんだよね。」
この言葉が私にはすごく深くて、確かにそうかもしれないと思いました。
二人の人生はまさにバランスを取っているように見えて感慨深かったです。
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