お祖母ちゃんのとろろ冷やご飯の思い出

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子供の頃、よく便秘になっていました。

その当時が祖母が健在で、共働きの両親のかわりに面倒を見て貰っていました。

家事も大半は祖母がこなしていたように思います。

祖母は母代わりであり、頼りになる存在でした。

そんな祖母が、私が便秘になるたびに作ってくれたのがとろろ冷やご飯でした。

山芋をすったとろろをだし汁で溶き、冷水でぬめりを取った冷やご飯にかけ回したものを
「便秘にいいから食べなさい」と出してくれたのです。

冷たいご飯ととろろはとても美味しく、便秘は苦しかったですが祖母の作ってくれるとろろ冷やご飯が食べられるので、ある意味楽しみでもありました。

そして不思議なことに、とろろ冷やご飯を食べていると数日、早い時は翌日に便秘が解消されるのです。

子供心に不思議でしたが、祖母に聞いても
「そういう風に出来ているんだよ」と言うだけで、理屈はわかりませんでした。

家庭科の授業でとろろは消化を促進し胃腸に優しいと習ったので、きっととろろが聞いているのだろうとは思っていましたが、それを冷やご飯にかけるのは謎でした。

祖母が作るとろろご飯は、必ず冷やご飯を使っていましたから。

ところが、つい先日ダイエットには冷やご飯がいいという記事を読み、驚きました。

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一度加熱したご飯を冷やすとレジスタントスターチという成分が出来、これが食物繊維のような働きをして腸内環境の改善や便秘解消に役立つというのです。

そして山形県の郷土料理という
「水まま」が紹介されていましたが、その作り方がまさに祖母のとろろ冷やご飯の作り方そのものだったのです。

違うのはとろろをかけるかかけないかだけ。

祖母は既に鬼籍に入ってしまい、どこでとろろ冷やご飯を覚えたのかはもはや知ることは出来なくなってしまいましたが、それは確かに便秘に効く料理でした。

孫の身体を気遣って作ってくれた、愛の料理でした。

今度の命日には、祖母がかけてくれた愛情への感謝を込めて、手製のとろろ冷やしご飯を供えようと思います。

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