東日本大震災の時、本当に色々な事がありました。
震災当時、そしてもちろん今も一番大変なのは被災地の方々だと思います。
未だに仮設住宅から出られない方の多さには驚かされます。
あの震災以降、もちろん被災地のご苦労には比べようもなく、また比べるのも失礼だとは思うのですが、自分の身の回りでも大変なことはたくさんありました。
その中でも、一番大変だったのが子供達の事です。
周囲のお子さんは皆そうだったようですが、毎日のように続く余震に怯え、震災の様子を知らせるテレビにはパニックになったりしていました。
そして、すぐに
「消して、消して」と、時には涙目になりながら叫んでいたりもしました。
毎日が子供のメンタルケアに神経をとがらせていました。
そんな子供もあれから4年たち、ふと気づくと、あの頃の映像がテレビに流れても、
「消して」とは叫ばず、ただただじっと食い入るように見つめるようになっていました。
そして、未だに苦しんでいらっしゃる方々に、何かできないかという話を家族でよくするようになりました。
子供の学校では文化祭などを通じて、今なお東日本の方々へのチャリティー活動や募金活動を継続しています。
その際、積極的に活動に参加するようにもしているようです。
そんな子供を見ると、成長したのだと改めて感じ、このまま、人の痛みのわかる人に成長してほしいと、心から思いました。
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