薬局のレジで感じた真心と高次元のサービス

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先日、大手ドラッグストアで使い捨てカイロを買いました。

その会計の際にお客様、こちらは貼るタイプですがこちらでよろしいでしょうかと確認を求められました。

使い捨てカイロには2種類のタイプがあり、貼るタイプのほかに昔ながらの貼らないタイプも会社によっては売り出しています。

私の買ったカイロには貼らないタイプも並べて陳列してありました。

それは本当に優しさを感じる暖かいサービスでした。

というのも、昔ながらの貼らないカイロは売り値が貼るカイロよりも1割程度安く、私がその店員の確認に際して貼らないカイロを買ってしまえば、店の利益は1割ほど減じてしまうのです。

頑張れば頑張るほど利益が減っていく矛盾を内包しているとも言えます。

つまりその店員がカイロのタイプについて確認をし、客が間違いに気付いたり翻意したりすればするほど、店の利益が削られることになります。

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これは本当に客の立場に立ったサービスだと感じました。

店の利益の前に客が間違いなく商品を買えているかどうかに重点が置かれているわけです。

例えばハンバーガーチェーン店で必要もない客にポテトはいかがなさいますかとわざわざ聞いてお金を消費させようとするのとは真逆の発想から出ています。

相手の立場に立って考えるとはよく聞く言葉ですけれど、なかなか実践するのは難しいものがあります。

薬局でのやりとりで、真心からのサービスは客の心の奥底にまで浸透し、結果的に客がその店を次も使いたいと思う高い次元なサービスなのではないかと感じました。

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