私は両親と別居しているので休みに実家に帰ると、両親の近況を話す程度で会話の内容にあまり興味がないと思うと
「ハイハイ」とから返事をしてしまう程度になってしまいます。
母親は、しっかり者でボケないようにといろんな人との会話をして情報交流を心がけているようです。
会話の内容は、世間一般のものからテレビで放映した内容や健康に関する情報など様々な分野から自分が興味を持ったものを私に話してくれます。
聞いたことがあった話でも、聞いてなかったかのようにふるまうので聞いている私はたびたび話をしている最中、別なことを考えているようになりました。
そんな時に、母から
「テレビを観ていたら、世界各国でサイバー攻撃の脅威を受けているんだって」という話が出ました。
ハッキングやネットバンキングや、ワンタイムパスワードなど英語の単語が次々と会話に出てきて、単語の意味もきちんと理解できていることに大変驚きました。
高齢でも、理解しようと興味を持つことで難しい単語もきちんと覚える意識があるのだと、私は大変びっくりしたと同時に母の意識の高さに尊敬のまなざしで母を見直しました。
私自身、ネットバンキングの利用者なのでセキュリティーなどネットバンキングの危険な要素があることは意識していました。
ネットバンキングを知らない母が、危険性を知っていたことに驚きました。
年配の話は、同じ話で嫌だと思わずたまには耳を傾けて真剣に向き合うことも大切だと思い知った出来事でした。
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