私は大学を卒業してからずっと、障害を持った子どもと関わる仕事をしています。
障害を持った子どもたちの力になりたいと選んだ仕事です。
この仕事が大好きで、自分なりに一生懸命やってはきましたが、自分に子どもができたことで、母の気持ちがわかるようになり、受け持ちの子どもや、子どものお母さんに対する気持ちがガラリと変化しました。
それとともに、自分は独りよがりな指導をたくさんしてきたんだなと深く反省しました。
よかれと思ってやってきたことが、実はお母さんを苦しめていたのかもしれないなとか、思うことがたくさんありました。
今の職場は以前よりもさらにお母さんのフォローをする機会も多く、自分の子育てで感じたことがとても生きていると感じます。
自分だったらこういうふうに言われたら嫌だなとか、そんなことを常に考えて、お母さんがたと接しています。
指導する子どもに対しても、自分の子どもがされたら嫌だなと感じることは、しないように心がけるようになりました。
その結果、お母さんとも子どもとも、以前よりももっといい関係が築けるようになったと思います。
何事も実際に体験してみないと、本当に理解をすることは難しいのだなと、自分の経験を通じて改めて思いました。
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