これは、私の母の話なのですが・・・
とある時に、母が食あたりを起こしたらしく、トイレにこもりきりだった時がありました。
母曰く、
『本当、痛いし苦しいしで、死ぬかと思ったよ……』という事でした。
食あたりを起こした母でしたが、確かその日は、私も母と同じものだけを食べていたので、何故母だけがあたって、私には何もなかったのか、それが不思議でした。
そして、母の調子も戻った次の日、母に、
『……昨日、食べたのって私と同じものだったよね?』と、聞いてみました。
すると母は、
『そう言えば、思い出してみたら、お父さんのお弁当の残りを食べたなぁ~。いやぁ~、あれがダメだったのかもしれないね~』と、苦笑いしながら私に言いました。
母によれば、タッパーに入れてきっちり蓋を閉めていたとはいえ、冷蔵庫に保存していなくて何時間も常温で放置していた父のお弁当の残りを、【もったいないから……】と言うことで、食べたのだそうです。
その日は、湿度も温度も何とも言えない微妙な日だったので、その影響もあったのだと思います。
母には、
『時間を置いたものは、もったいないからと言って食べたらダメだよ』と、言っておきました(母も分かっているようですが、ついついそうしてしまうようです……)。
【もったいない】と思って食べたことによって、【更にもったいない】そんな結果を引き起こすこともあります。
気をつけなければならない、もったいない思考というものもあるのだなと思います。
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