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たまたまですが
「下半身動かぬセラピー犬シャネル」というタイトルと、可愛らしいラブラドールレトリバーの写真に目が留まりました。
短い紹介記事を読んでみると、
「殺処分になる運命だった犬たちがセラピー犬として患者さんの心を癒している」という内容のようです。
このシャネルという犬も、セラピー犬として活躍していたようなのですが、
「天国へ旅立った」という一文が気になってたまりません。
動画が見られるそうなので、紙面のQRコードを読み取り、さっそくYoutubeで、シャネルや、活躍しているセラピー犬たちの写真を見てみました。
突然、下半身が動かなくなるという運命に見舞われたシャネルですが、殺処分を免れて、病気に苦しむ患者さんに寄り添うセラピー犬として活躍していました。
仲間たちと一緒に、病に悩む人たちの心を癒していたシャネル。
動画の最後で、
「天国へ旅立った」の意味がわかり、涙が止まらなくなりました。
この記事に目を留めた日、そして、セラピー犬シャネルの存在と運命を知った日は、3月11日。
東日本大震災の日だったのです。
シャネルと同じようなセラピー犬が、東北のどこかで、今日も傷ついた人たちの心を癒しているかもしれません。
物言わぬ動物とも、きっと心の痛みを共有することができるのでしょう。
そんなことを考えさせられました。
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