仕事をやりすぎないことも仕事だと知りました

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何人かの役員の秘書的な仕事をしています。

スケジュールを管理し、会議資料作成や外部との折衝をお手伝いするのが仕事です。

責任感と熱意がある人は自分でどんどん仕事を進めてこちらに指示を出しますが、そうでない怠け者さんもいらっしゃいます。

怠け者さんは、私が彼らに仕事の内容を説明し、書類を作り、内外の担当者と話を詰めて、すべてをお膳立てすることを当然だと思っています。

会議で発表することだけが自分の仕事だと思っているのです。

こちらがヤキモキして気を回して手を打っていくので、彼らも
「放っておいてもやっておいてもらえる」と安心して仕事を気に掛けることすらしなくなりました。

仕事の質問や連絡は、上の人でなく私にばかり回ってきました。

なぜ私がここまでしなくてはいけないのかと嘆いていましたが、ある時、彼らの仕事への無関心ぶりに業を煮やした役員から、
「貴方は上の人の世話を焼きすぎる。上の人の仕事を代わりにやるのではなく、上の人に仕事をさせるのが貴方の仕事ですよ」と注意されて初めて、自分の犯してきた間違いに気づきました。

一生懸命務めてきたつもりでしたが、私が仕事をやりすぎて、本来の担当である役員たちを仕事から遠ざける結果になってしまっていたのです。

「役員でないと決済できないことがあるのに、彼らは内容すら把握していない。彼らは貴方に甘えきって仕事を放棄している。わかってください」と言われて、上の人より自分の意識を改革しなくてはと思い知りました。

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それから、私に仕事を丸投げしようとする人たちには
「指示がない限りできない」と抵抗し、彼らに仕事を任せて、期限が近づいてきても手を出さないなどの策に出ました。

時には書類が間に合わないかもしれないなどのピンチにも陥りましたが、かえってそのピンチで上の人も
「これはまずい」と目が覚めたようです。

今では自分の言葉で仕事を説明できない役員もいなくなり、私は裏方に徹することができるようになりました。

私に注意してくれた人は
「子供を甘やかしすぎたら自立できなくなるでしょう。あれと一緒ですよ」と笑って、
「上手に上の人を変えましたね。さすがです」と褒めてくれました。

あの時の苦言がなかったら今でも同じことをしていたかもしれません。

本当に感謝しています。

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