「子はかすがい」といえば言葉では知っているものの、なかなか実感することのないものです。
結婚10年目にして妊娠、そして出産。
待望の第一子誕生とともにやってきたのは、24時間365日のお母さんという現実でした。
子育ては大変だ!と覚悟をしていたつもりではありましたが、やはり見ると聞くとでは大違い。
初めてのことばかりで手さぐりの日々と出産が冬だったこともあり夜中の授乳がつらく、自分が起きてるんだか寝ているんだかわからないような日々を過ごしていました。
一方夫はというと仕事で帰りが遅く、帰宅した頃には全てが終わっており、手伝うこともなし。
夜中にすぐ隣で子供が泣いていても、ピクリともせず寝たまんま。
親として一緒にスタートを切ったつもりが、親となったのは自分だけ、夫は前の生活から何にも変わっていじゃないか!!と不満が募るばかりでした。
しかし、子供のちょっとした表情の変化、日々少しづつ成長していく姿、泣いている姿でさえ愛しくて気が付くと夫婦二人で寝ているだけの子供を眺めているではありませんか。
さっきまで不満を募らせ文句のひとつでも言ってやろうと思っていたのに、子供をみているとそんなことどうでもよくなってしまうのです。
嬉しそうに我が子を見つめる夫の姿に幸せを感じてしまうのです。
子供がいなかったらとっくに険悪なムードで喧嘩が始まっていたことでしょう。
「子はかすがい」日々この言葉を実感させられています。
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