弱小吹奏楽部でも続けていたら、なんだかKYからちょっと抜けられた話。

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私は、部活動を通して物事を深く考えるようになりました。

弱小吹奏楽部に在籍した六年間はまさに波乱万丈で、一日一日があっという間にすぎていきました。

或る時は先輩後輩の上下関係問題。また或る時は顧問との意見の衝突、パート内での意見の不一致などなど。近年、大きな吹奏楽部の大会やコンクールの様子がTVなどでよく放送されています。

コンクールに出場できるのは選ばれた演奏者。努力して勝ち取る栄光の一枠。そんなドラマチックなことは弱小吹奏楽部には縁はなく、日々の練習は、町内会、団地まつり、老人ホームでの演奏、はては近所の畑の収穫祭で真夏の熱い砂の上で披露するためのものでした。

コツコツ地道にひたすら練習、練習。一人休めば合奏するときに、
〈どうしよう。ここ、主旋律がいない。〉問題が発覚し、誰も演奏しない吹奏楽なるものが出来上がってしまいました。

そんな吹奏楽部で過ごした六年間、どこが波乱万丈なのだろうと感じる方もいると思います。

しかし、人数が少なく弱いからこそ、そこに亀裂が入ってしまうと取り返しがつかないことになってしまうのです。

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現代社会で、あの子がいやだ。という理由で会社などを辞めるひとが多くなっていますが、それと同じことをやってしまったら、部の存続に関わる大問題なのです。

しかし、多感な年ごろですので、部員同士の衝突が多く、その度に会議、相談。時には失恋ショックのフォローなどもして、誰も欠けさせないよう、全員が努力をしていました。

そこで積み重ねた経験のおかげか、私自身は、かなり周りの空気に敏感になりました。どんな意味、状況で言った言葉なのか、行動なのか。一人の友人に対しても気を使えるようになったように感じています。

卒業後に再会した部員たちも、むかしよりも気を使えるし、人の言っている真意がわかるようになったと言っていました。

最近は部活動よりアルバイトをする学生が多いですが、部活も、どんな経験もいいものだと思います。

その経験を、培ったものを、自分の一部になるくらい努力できたことを今はうれしく思っています。

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