自傷行為願望から脱却するまでの10年間の道のり

road-to-desire1学びの体験談

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まず初めに、この記事のタイトルでお察しかもしれませんが、私は自傷行為願望者でした。

中学校の頃イジメにあい、不登校に。そして高校を中退、精神疾患の診断……。そして自傷行為ばかりを考える日々の繰り返し。

そんな自分が今現在、仕事に就き、ライディングの仕事も出来るようになったかをお話します。

昨今、多くの自傷行為やイジメ、不登校などが話題になります。事前に社会がケアを行い、それを改善することと謳われてもいます。

しかし現実的にそのケアを100%行うことなど不可能です。

更に言えば、渦中の本人は、そんな事すら望んでいない場合があります。

もう全てに絶望し、未来が見えず、希望が持てず、ただ時間だけがあり、何事もなく過ぎてゆく。

諦めるという選択肢を選んでしまうのです。

しかし自分のケースではそれらを受け入れ、改善に向かい、そして克服したと言っていいでしょう。

ではどういうことが必要なのか?その本題に入ります。

まずは親、親族の立ち振る舞いです。

多くの場合、思い悩む息子に対してどういう態度で接すればいいのか、第一にそこに迷うと思います。

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それを知るために病院に行ったり、地域のサポートセンターを訪れる事も重要です。

しかし自分にとって最も嬉しかったこと。そして改善に向かう第一歩になった出来事。それは父親に泣きながら抱きしめられたことでした。

自分が死にたいと何度も伝える日々の中で、父はついに自分を行動で庇ってくれたのです。

その温もりは今も覚えています。そして生涯忘れないでしょう。

医学的にも、抱き合う、ハグという行為には様々なリラクゼーション効果があるとされています。

もし周りにそういう人が、あるいはすぐ目の前にいるとしたら、単純な言葉を添えた、
「抱きしめる」という行為を行って欲しいと思います。

この文章が誰かの役に立つことを祈ります。

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