主人がいろいろあって、やっとやり直しをかけて転職したのに、就職して1年半たったある日のことです。
主人がとても早く帰宅しました。
そして一言
「会社だめかもしれない」本日1回目の不渡りを出したとのこと。
数日後に2回目の不渡りを出すと、それで破産です。
それからは、差し押さえられる前に、資材等を取りに来ようとする取引先の人たちとの戦い。社員は、交代で24時間体制で、資材や機械の保守をしました。
レンタルで出しているものを回収したり、毎日忙しく…。
とうとう運命の日。
朝、社長が出勤せず、社員が自宅を見に行くと、もういません。
逃げたんです。
社長のいないまま、倒産。給与も払われず、いろいろな残務整理だけが残っていました。あとは管財人が処理をしてくれて、3か月遅れぐらいで、給与の約7割程度が、国から支給されました。
子ども3人、とてもお金のかかる時期でしたので、大変でした。家のローン、生活費、光熱費、教育費、食費などなど。私のパートぐらいの収入では、焼き石に水です。
それでも、なんとか次の仕事を見つけてもらい、就職してもらいましたが、生活が楽になることはありませんでした。
40歳を過ぎてからの転職は、なかなか厳しいものです。
でも生活レベルの底辺を見てきたので、どんなことがあっても負けない気力ができました。
今でも生活は厳しいけど、人生何とかなるものです。
こんな経験、したくてもなかなかできないですよね。
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