初めてのキーボードは、一人じゃなく一緒がイイネ!

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キーボードを楽しく弾ける子供になって欲しいと、初歩的な指づかいや片手で弾けるような童謡の楽譜が掲載されている、DVD付のピアノ初級の本を子供に買ってみました。

「DVDの真似をしながら一人で練習するだろう」と横着を思いついたのです。

早速、
「DVDを再生するから本もよくみて弾いてみてね」と伝えて、テレビの前に本と小さなキーボードをセッティングして、私はキッチンで夕ご飯の支度にとりかかりました。

料理をしながら耳を澄ませていても、キーボードの音はまったく流れてきませんでした。

DVDを見るのに一生懸命なのかなと顔を出してみれば、テレビには目もくれず、別のおもちゃで遊んでいたのです。

せっかく買ったのに!と腹立たしく思いながら、
「どうして弾かないの?キーボード嫌い?」と尋ねてみると、
「DVDを見ただけじゃよく分からない。早すぎて覚えられないもん。つまんない。」
と率直な答えが返ってきました。

料理しなきゃいけないのに面倒!と思いつつも隣に座らせて、
「この曲はこうするんだよ」と教えてみると、子供は真剣な表情で指づかいを見てくれました。

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指づかいを覚えようとする真剣な表情につられて、最初に面倒に思えたことも忘れ、本に書いてあることを分かりやすい言葉に置き換えて説明し、同じ曲を何度も何度も弾いてみせました。

一生懸命覚えようと指づかいをじっと見ている姿、簡単な説明を集中して聞く姿に、
「もっと教えてあげたい」というポジティブな気持になって、いつの間にか料理そっちのけで即席ピアノ教室を開いてしまいました。

嬉しそうに私の話を聞いてくれる子供の姿に、幼い子に教材だけ与えて、
「自分で覚えなさい」だなんて、とても理不尽なことをしたと反省しました。

何度も同じ曲を楽しそうに弾く子供に、
「音楽って、楽しむのが大事だよ」と声を掛けて、ささやかな幸せってこんな時間のことだなって嬉しく思いました。

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