今はもうやっていないのですが、以前ボランティアをしていました。
そのボランティアは視覚障害者の方のために朗読をするというものでした。
朗読と言っても、ただ読めばいいというわけではありません。
聞き手にわかりやすく、そして何より正しく読まなくてはならないのです。
自分で自分にわかるように読むのではなくて、見えない方にきちんと書かれている内容を伝えるというのは簡単なことではありません。
したがって、朗読の勉強をして朗読のルールやイントネーション、アクセント、鼻濁音などについて知識を得て実際に朗読に反映しなくてはいけません。
学生のころと違っておとなになってからの勉強ですから、けっこうたいへんでした。
まして、地方出身の人にはなまりがあり、日常生活で身についてしまっているので朗読の際には細心の注意が必要です。
なまりが出てしまうと、意味が違ってしまうことがあるからです。
勉強を続けて、いよいよ朗読ができるようになり視覚障害者の方の読みたいと思う書籍を一生懸命に読みました。
一緒に物語の中に入り込み感動したり、知らないことを知ったり、自分では読むことの無いジャンルの本を読んだり、たいへん良い経験でした。
ボランティアは他人のためのようですが、実は自分のためになっていることがたくさんあることを実感しました。
ザッツが気になった鼻濁音とは
楽しい体験談ありがとうございます。お話の中で出てくる鼻濁音という言葉がわからず、気になったので調べました。全く初めて聞いた言葉でしたがアナウンサーなど職業的にあえて使うこともある「スキル」であるということでした。
~瀬川英子さんのしゃべり方が「鼻濁音」を使っているように聞こえます。~
この説明が一番わかりやすく、すっと入ってきます。
貴重な経験談とあたらしい学びをありがとうございます。
鼻濁音 – Naverまとめ
鼻濁音(びだくおん)とは、日本語で濁音の子音(有声破裂音)を発音するとき鼻に音を抜くものを言う。音声上はま行子音 /m/ やな行子音 /n/ と同じ鼻音であり、ガ行子音/ɡ/における鼻濁音(ガ行鼻濁音)ならば、軟口蓋鼻音[ŋ]である。
鼻濁音 – Wikipedia
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