鉄製本棚を処分する理由の1つは、東日本大震災での出来事からだった

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東日本大震災時、福島県にある我が家も震度6弱の揺れに襲われた。

階段の真上に置いてある鉄製の本棚は、横幅90cm、高さ180cmもある。

頑丈に組み立てられていたが、大きな揺れには耐えられず階段の上に崩れ落ちた。

本もすべて1階の廊下まで転がり、足の踏み場もないくらい散らばってしまった。

その時は本棚を引っ張りあげて元の位置に戻すのも、散らばったたくさんの書物を並べるのも大変だった。

1か月後の4月11日の夕方、また震度6弱の余震が発生した。

階段真上の廊下に設置してある本棚が、下方に落ちたら面倒だと思ったので、地鳴りと横揺れがする中、私は階段を急いで上がった。

横側から本棚をぎゅっと両手で抑えながら、目を閉じて地震が止まるのを待った。

やがて静かになった。

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怖さで心臓がどきどきしている。

気分が悪くなったので、しばらくの間、階段に座りながら自分を落ち着かせた。

本が床に落ちたのは5冊だけだった。

マグニチュード7の直下型余震だったと、その日の夜テレビニュースで報道していたので、今思えば無茶な行動だったなと反省している。

自分の部屋は本棚の裏側にある。

階段を上り下りするたびに、あの時倒れた本棚が必ず目に入ってしまう。

すると、東日本大震災時の食糧危機感、3週間も水道が使えなかった不便だった生活とか、余震に怯えた日々などが脳裏に記憶されていて、忘れたくても思い出してしまうのだ。

精神的に辛い気分になるので、長年愛用していた本棚を処分しようと決めたのである。

そのためには、本をそこから移動させなければならない。

最近購入したばかりの本は、処分するのがもったいないので別の本棚のすきまに並べている。

資格を取得するために購入した参考書やテキスト類、数年前の婦人雑誌や、読んでも面白くなかった本などは段ボールに詰めて処分する予定である。

本棚が消えた後の廊下は綺麗に掃除した後に、柔らかな素材の明るい色の絨毯を敷こうと考えているのだ。

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